奥羽日記

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「奥羽日記」表紙画像

奥羽日記(内題:奥羽道記)は水戸藩士丸山可澄(まるやま よしずみ 1657-1731)が、『大日本史』編纂のために水戸光圀から命ぜられた調査旅行の道中記で、[水戸黄門漫遊記]の元になった資料ともいわれています。

丸山可澄は、元禄四年(1691年)四月二日から六月七日にかけて東北地方を一周しています。ちなみにかの松尾芭蕉が『奥の細道』の旅に出発したのは元禄二年(1689年)でした。

山形県内では酒田→浜中→大山→三瀬→温海→鶴岡→清川→本合海→舟形→尾花沢→天童→山形→上山→米沢というルートをたどっています。

昭和三十五年山形大学附属図書館で購入し未整理だった古文書の中から昭和五十二年佐久間昇氏が発見したものです。可澄の印のあるこの資料の写本は静嘉堂文庫などにも所蔵されています。

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